[この聲の主は何かと人目を引きやすい。この場に居れば自ずと見つけられるだろうと足を止め再度視線を巡らせば、先ほど視界に入れた青年に近づく馬上の存在は容易く見つかって]半々だ。お前に振られた無茶はもれなく俺にも回ってくるからな。[>>26返る”声”に返す響きはシンプル。続く軽口めいたそれにも、薄く笑みを浮かべたままで]口説き文句にしては陳腐だな。まぁ良い、少し顔を動かせばすぐに見えるぞ。[自分からは動くことなく、ギィの視線がこちらを捕らえるのを待つ事にした*]