あーちゃん、さっさといきましょう。[一方的に警戒されては、此方から歩みよろうという気にはなれるわけもなく。ちょいと従者の髪を引いて、うながすようにもう一度、道の先を指さしました。人ならざるものがいるのは、あの"黒い光"の噂のせいでしょうか。彼女らが此処にいる理由などどうでもいいですが……面倒なことにならないことを いのるばかりです]