[パメラの質問(>>28)にはほんの少し困ったような表情を浮かべて、粗野な笑みで答える]
いやいや、俺ももー若かぁねえぜ。
些細な事に心配しちまったりよ。ま、まだ漁は引退しねえからそこは安心しろや。
[自分が引退する前に、誰か同じ位魚を捕って調理できる者を育てねばなるまい、とは常々思っているが、まだそれは達成できていない。
それを達成するまでは引退どころではないというのも正直なところで。
とは言えまだ三十と数歳。まだまだ、引退を考えるには早いだろうが。
自分の問いには、予想通りパメラは頷いてくれたので]
よしきた、ちょいと待ってろ。
[そう言い、ボートの上の網からニシンを、同じくボート上に置かれている箱から、自作のニシン用漬け汁と魚を捌くためのナイフをそれぞれ取り出し。
ボートに備え付けた台の上で捕れたてのニシンを3枚に下ろし、丁寧に骨を取り、手頃なサイズに切り分けて漬け汁に浸し……]
ほい嬢ちゃん、新鮮なうちにあがんな。
[パメラにそう言って、皿に載せたニシン料理を渡す]