うん。一緒に寝よう。
[手近なところにいた自警団員に頼んで、毛布を一枚用意して貰って。
それに、ユーリエと二人で包まって、寄り添う]
ユーリエの目が見えるようになったら。
一緒に、色々な景色を…見に行こう、ね。
[いつもよりもゆっくりとした口調は、睡魔と闘っているのだろうか。
ユーリエの髪を撫でながら、そのぬくもりを感じながら。
自分も段々と眠気が強くなり、ユーリエに寄り添ったままで寝息をたてはじめる]
『……一緒に寝るのなら、ベッドにでも連れて行けばよかろうに』
[眠りに落ちる間際に、血のつながりはなくとも母方の『祖先』と言ってもおかしくないレベルの親戚の声が聞こえた気がするが、深く考える余裕なく意識が落ちていた]