──── ロー様と ────
[ セルウィン様の事を話せば落ち着くように促される。
乱れた息を整えるように深呼吸をした後
彼に詳しい事情を説明した。 ]
セルウィン様は第2エリアの…
お店やメイン・サロンがあるところから
離れた場所に倒れてらっしゃいます。
首から大量の血を流していて、
腕にも何か鋭いものが刺さったような傷がありました。
[ 状況を淡々と説明できるのは
死体を見慣れているが故の事。
けれどそんな事を知らない人が聞けば違和感を感じるだろうか。
セルウィン様のところに後で行くという答えを貰えば安堵して
"ありがとうございます…!"と頭を下げる。 ]
カサンドラ様が…いらっしゃるのですね。
………わかりました。
[ ────"任された">>21
今はその言葉に縋るしかない。
直前に主人の名前を知ったから、今の私は何も気づけず
そのまま頭を下げて見送った。 ]*