― 『世界軸』中層・儀式の間 ―[戻ってきた直後の様子>>25には、気づいていた。キアラの出自を思えば、この姿には思う所もあるだろう、と言うのは察しがつく。だからこそ、神子は進み出た彼女の視線と、言葉を真っ直ぐに受け止めた]……確かに、ぼくという存在は、天界に由来する。けれど、『中枢』が一方に偏る事ない、中立の存在であるのは間違いないよ。[最初に返すのは、向けられた疑問への回答。それから、神子は一つ、息を吐く]