……。
……そうよ、私の生まれた星は
皆生きたくても、生きられない
宇宙ゴミの星だったもの。
きっと、フローレンスだって……
[一度引きずり出された本質は、なかなか引っ込むということを知らない。
ポロリ、ポロリと、両目から壊れたように涙を零しつつ、もう遥か彼方昔のことのような、記憶を辿る。
花屋の店の名前『Florence』
……その名前の持ち主は、記憶の中でいつも笑っていた。]
……ごめんね、ソマリ。
……、……ありがとう。
[泣きながら笑ったから、それはきっとぐしゃぐしゃな酷い顔だったと思うけど。
どうしてだろうか。
……少し、スッキリした気分だった。]