人狼物語−薔薇の下国

541 グラムワーグ・サーガ 5 〜呪歌、今まさに絶えんとする時


魔法教師 ロヴィン

星の涙 月の歌
輝く荊の棘を 解き放て

[ 響く詠唱は、城壁に絡む荊を際限なく成長させ、すでに投石や槌の打撃で脆くなったそれを、一気に崩れさせるもの。死神の足元も同様に崩れる筈だが、そのまま大人しく埋まってはくれないだろうとの予想は頭の隅に追いやった。 ]

軛より放たれし者 自由なる疾風 

清涼なる息吹にて 天翔ける子等の翼を彼方へと運べ!

[ 同時に最大速で、リヒャルト達へと近づき、飛翔の術を重ねる。引き返すことも、学長の元へ駆けつける事も不可能な追い風を無理矢理に押し付ける形の支援魔法は、恐らく彼らには不本意だろうが、これは最初からの学長との取り決めだ。

学長自身が捕らえられ、或いは殺されたなら「全てを」捨てて、子供たちだけを守り逃れよ、と。 ]

(30) 2020/11/15(Sun) 01:28:47

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