― 草原の川に掛かる橋 ―[ぐるりと見回す。ひとがいる。>>24あれはなんだ、と考える。違和感が強い。つまりは] ……『片付け』なきゃなんない相手?[こてり、と傾ぐ首。手が自然に、物凄く自然に、背負った太刀に伸びる。僅かに浮いた太刀の鈨に浮かぶのは、そこにあるべき透かし彫りの紋様──ではなく。あからさまに不自然な目がひとつ。*]