人狼物語−薔薇の下国

252 グラムワーグ・サーガ2


死せる忠臣 クレステッド

―回想:王都陥落から半月ほど後、王城にて―
[今日もいつもの如く主に報告をし、儀式の間の設備を整え。
王城の中をゆけば……]

……おや、君は。

[以前、主から「跡を追うもの」>>360と称された緑髪の少年の姿を捉えることが出来た。
調べた限りでは、彼は元々カレルに近しい身の上であったにもかかわらず、盟約と経験を経て、己の意思で魔軍に加入したのだという。

彼に湧いたのは珍しくも、単純な興味。
開けてはならぬ扉を開けようとする程度で自身を放逐した人間の弱さに失望し、結果魔軍へ身を投じたかつての自分と、今の彼に。どこか似通う部分を感じたのである]

……確か、エドヴァルト、と言ったか。我軍には慣れたか?

[普段、彼は新入りに自分から声を掛けることはあまりない。そうしたという事実は、見るものが見れば驚愕に値する光景だったろう。
クレステッドはまだエドヴァルトに対して名乗って居なかったものの、周囲の話に耳を傾けていれば彼の名くらいは知れるはずだが、果たして*]

(30) 2014/09/14(Sun) 01:15:43

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