人狼物語−薔薇の下国

419 【身内RP】素桃村 vol.3


装幀家 テオドール

[たまらなくなって、フラフラと外を歩いた。
久々の地元の空気は懐かしく、幼い頃通った通学路から、よく散歩した道、公園などをあてもなく歩いた。

……と、公園に、彼はいた。

幸い、…の時は半裸ではなかった。青いツナギ姿の仮面の男に、気が付いたら洗いざらい喋っていた]

 母が。本当は孫が見たかったこと。分かってるんですよ。
 可愛らしい孫を思い描きながら、庭に植えた木蓮の世話をしていたこと。知ってるんです、そんなことは。

[『あんたにも、良い人ができればいいのにねぇ』と、優しく微笑んで見せた母。その胸の内を、本当は痛いくらいに理解していたのだ]

(30) 2016/03/30(Wed) 20:15:26

SWBBS V2.00 Beta 8++ あず/asbntby