[カサンドラとNルームで鉢合わせした時、セルウィンの眠るコクーンへは結局足を運んでいなかったのだ。
ただ、青い花が飾られているのは見えた>>5:191。
他の逃げ遅れた者達一人ひとりに違う色、違う種類の花を飾っているのも。
もし足を運び、彼の眠る顔――たとえそれが安らかであれども実際に見ていたとしたら、カサンドラに軽く往なされていたかもしれない。
スノウに告げていたのも、それを含む懺悔だったのだから>>5:228。
カレルがマーティンを射殺した件となると、彼女の表情――いや態度が変わった気がした>>5:158。
必死に押し込めているような、抑圧しているような。
仲が良さそうなのは様子から伺えたが、二人の親密な関係となると詳しくは知ることは無く>>5:161。
だからこの時は静かに、あまり質問もせずに黙って聞いていた。
話すだけで楽になれる時もあるのだから。
多少なれど気分が楽になってもらえれば良いのだが。
結果、その後店を出てしまったのだが。]