[しかもその勝手に掲げた目標は、既に達成出来ないというのだから。身勝手にも程がある。] 謝るのは俺の方だから……。[そこに彼女が居るとは限らないと分かっていても。彼女と戦った時とは比べ物にならないくらい弱い、俺の謝罪。こんな俺に、樹は何と声掛けてくれるのだろうか。真相は分からないが。彼女に出来る償いなんて、諦めないことくらいだろうな。暫くその席に突っ伏していた。*]