[胸の上に居るねずみをすくい上げる手がある] ……エマ。[瘴気を浄化された空気を>>3:97大きく息を吸い、吐いた] ずっと守っててくれたんだね。ありがと。[頭を撫でる。 ねずみはぴょいと飛び降りて、傍らにあった、夏の花を飾った人形へと走っていく。 それから、駆け戻ってくると、胸に飛び乗って、金の溶けた胸を叩いた] そうだね、ひとりじゃなかったから。 さみしくなかったね。[もう一度、ねずみをすくい上げると身を起こす。 鞄をかけ直すと、ねずみを頭の上に乗せた]