[飲むぞと告げるジムゾン>>24へ頷き、男も秘蔵酒をラッパ飲みする。]ああ美味いなさすがヤコブ。[嬉しさを隠さない男は最初から遠慮などないから、酒瓶の数など気にしない。それは即ち、残酷な事実に気付いても言えない幼馴染へ、必要なら遠慮なく要求を突きつけられる性質の証明でもあった。男のせいで、一番守りたいパメラを筆頭に多くの人が亡くなった。例え自らの手を汚してなくてもそうだ。だから、純粋に幼馴染として飲めるのは今日の今この瞬間だけと、言葉には出さなくても痛いくらい理解している。]