[ジークの言葉に]
へー、ほー、ふーん。
[とニヤニヤしながらジークとイェンスの顔を見比べる。
楽しそうに笑うジークと、しょぼくれているイェンスにくっくっと笑う。
旅をしている間にも同性愛者の人たちにもあっていたからか、耐性はできていた。
…襲われた時には全力で逃げ出したが。]
なるほどなるほど。
これは祝福するべきなのかな。
[多分に、イェンスは知られることは嫌だったかもしれないが、この出会いもまた運命。
祝福しようと、シャンパンを手に取り、それぞれのグラスに注ぐ。
半分以上は、イェンスをからかうがためだったが。]