[僅かに呼吸が楽になる。ぼんやりと薄目を開けると傷ついて隣に横たわるラクシュが、それでも心配そうに自分の頬を舐めていた。魔術の祝福を受けた馬>>3:281の労りは、まだ生きろというように傷を癒してくれる。震える手を伸ばしてぎゅっとラクシュの首にしがみついた]