[夜闇や昼間に顔を出すと、
時折魂の気配を感じる。そして正体も。
その後は詳細と場にいた者達のことを事細かに話せば
己が思いを口にする我が珍しいのか、
周囲の注目を背中からひしひしと感じてゆく。]
『ふむ、事前に騒動が起こりそうな村を見つけ
村が無事解決に向かったのは大きいな。
それにしても騒動が起きてから今まで
報告の期間が空いてるようだが?』
それが第二の報告よ。
[村にいた者の一人を眷属にしたこと。
眷属の吸血衝動が強めだったので
教育に時間をかけたと説明すれば納得して貰えた。
何せ吸血衝動のコントロールは
純血眷属問わず身につけるべき事柄という認識が
我ら共通の見解でもあったのだから。]