― 昨晩/開票後 ―
[>>3:322ニコラスを連れて行くシモンは、まるで生者を死の淵へ連れてゆく死神のように映る。
立ち合いを希望はしたが、食堂から出る彼らの背中は何者も受け付けないようで、結局は扉の外で見守るだけ。
やがてすべてが終わりシモンに任されれば>>8、ジムゾンと共に部屋へを足を踏み入れる>>3:336
額を撫でると、死化粧を施すべく化粧道具を取り出した。
その彩は――女性にするものだった。]
ごめんなさい。
私、あなたの為に何もできなかった。
[せめて占えていれば、彼女を助けられたのだろうか。
強く庇っていれば、守れたのだろうか。
それでも――彼女は、死を望んだのだろうか。
そこまで彼女を死へ駆り立てるものはなんだったのだろう。
彼女の過去の断片しか知らない自分には、わかるようでわからなくて。
せめて彼女の魂が安らかであることを願った。]