[サシャを抱きしめてから、現世では叶わなかった束の間の穏やかな時を過ごして。自分の遺体が処理され、カスパルの嫌疑が晴れる頃>>18には隔世からも姿を消していた。最後にサシャとフィオンには笑みと共に一礼だけを残す。いつか再び出会う時はもうお互い記憶はないかもしれないが穏やかな関係が気付けたらいいと思う。輪廻の巡りに意識も溶けて、過去の記憶を沈めた魂は再び廻る。 そうしてその果てに―― ]