しかし、守護騎士の任は誰にでも務まるものでもない。[ しみじみとした口調でそこまで言って、じっとイェンスの瞳を見つめる ]イェン、もし叶うなら、私の副官として、守護騎士に加わって欲しい。[ イェンスの事情を聞かされていながら、何の捻りもない直球で投げられた願いは、カスパルの内の、想いの強さと、覚悟をもその言葉の内に込めたものだった* ]