……ああ、でも、もしかしたら。
とばされたこは、『ここ』……ユウレンに、いないかも知れないのだわ。
[その可能性が浮かんだのは、
西の森の妖精さんの悪戯で、ユウレン……四玉の外と繋がる、捻じれた道が開いた可能性もあるのだわ。
そのくらいでなかったら、あの黒いこがひとりで動くのを、ルナちゃんが赦すとは思えないのよ。
[黒いことか、ルナちゃんとかの説明は全くせずに、そう言って]
細かい事は、黒いこ本人に確かめないとわからないけど。
……各務さんに言えるのは、この位なのだわー。
[そう話をまとめた後、緩く腕を組んで思案の素振りを見せた。
逆さまのまま。*]