人狼物語−薔薇の下国

68 Es2nd― 緋の世界に滲む月 ―


備品係 ジェフロイ

[全員がカシムの血を啜っている光景に眉を顰める。…これでは死ぬかもしれん、と思った瞬間 自分達は「死なない」のだと脳裏で囁く声がした。

…ああ。カシムは死なない。
ただ、活動はしばらく出来ないだろう。そして、苦しいだろう…

生命活動を続けるという意味で「生きる」事に努力はいらない。
…自分の望む活動をできるかどうか それに尽きる

たっぷりと血を補給して、生き返ったような気持ちになる。
飢えは満たされ、渇きは癒され、カシムを犠牲に自分は…

罪悪感は不思議と浮かんで来なかった。
自分の為すべき事をしたまでだ。
そんな考えが浮かんでいた]

…私も傲慢になったモノだ…。

(29) 2013/10/03(Thu) 11:37:08

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