おはよう。
……朝からしっかり食べるな。良い事だ。
[彼が目撃していたとは>>21、想像すらしていない。
ただの平時の挨拶を行い、座っても?と尋ね許可を得れれば隣へと、そうでなければ近くに腰掛けた。]
箝口令が敷かれているが、封鎖命令が出ている。
…気分の良い話ではないからな。
あまり首を突っ込まない方が良い。
[フィオンの専門が察している通りならば、彼はこの不可解な状況を調べようとしてしまうかもしれない。
その行動は、ドロシーに行き着く可能性も、夜間に彼女に出くわす可能性もあげるだろう。
出来るなら、フィオンは知らないでいて欲しい。
――彼はあの時、カスパルの理不尽な追求に抵抗せず、処刑に連れて行かれる時には恨みや悲しみなどの感情は感じさせなかった。
あの視線の、想いの理由を、カスパルはまだわからない。
だが、同じ感情が彼の顔に浮かぶのはもう見たくない。*]