はいはい、そんな顔をしない。……『いつもの事』だろう?それより、ぼくはちょっと、『奥』に入るからね。下層の様子も、確認しておきたい。[にこりと笑んで告げる言葉に、仔竜たちはしぱた、と尾を振った]そんなにしないで戻るつもりだけれど、いない間の事は、頼んだよ?[笑いながらこう告げて立ち上がり、くるり、と踵を返す。金と緑の光が舞い散り、神子の姿は儀式の間から消え失せた。**]