っ…?アレ?[通り抜けようとした、その動作が押し止められたように固まる。窓の外の霧は肌に触れず、] ふぁ!?[噴き出した重い魔力の波動に弾かれて軽い体が飛んだ。ぽーん、と小さな白い兎が廊下の壁に当たって床に落ちる。仕掛けられた魔法のトラップを発動して、窓は元通り慎ましく閉ざされた]