人狼物語−薔薇の下国

332 【絶望村】貴方と私が乗れない方舟


女子学生 シュテルン

  そっか……それで……

[学校の授業がこの時間に終わる日に、よく会うんだ…薬草の花の話>>25に応えるつもりで出した声は最後まで言葉になることはなく、並んで座ったまま、視線を落とした。
薬を塗って貰った目の下が、またじんわりと温かい───さっきまで感じていた熱さとはまた違う熱を帯びていた。]

  ねぇ、エレちゃん。
  エレちゃんはこの村から………

[其処まで言って、首を横に振る。
そしてまた"いつも"の困ったような笑顔を作る。]

  何でもない、忘れて?

[思わず口にしかけた其れは、何となく言ってはいけない気がして。
側にあった細い肩にほんの少しだけ体重を預けた。]

(29) 2015/05/01(Fri) 21:03:06

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