私を殺しに来たんだろう?待っていたんだ、その為に。今ならば君の為に、この命を差し出すことが出来る。[言えば、彼の歩みが止まったように見えた。此方は逆に、ゆっくりと彼へ歩み寄る。互いが止まったのは腕を伸ばしても届かぬほどの距離、そこで初めて、彼が剣も何も手にしていないことに気付いた。>>22]