[そうして、雲の天井が朝焼けに染まる頃、] 本当はまだこうして居たいけれど。[ゆっくりと姉の腕のなかから、身を離す。] ………まだ僕は、そっちに行けないや。 やらなきゃいけないことがあるんだ。 だから、[夢のなかでしか逢えないけれども。今は、]