[大人の娘として扱うディーターは
その言葉を受け入れ――自分は、否定する]
君だけではないよ。殺したのは
全部を分かって、それでも。選んだ
殺したのは俺だよ。そして――皆で
皆を殺した。それだけだ
君1人で背負おうとするなんて、許さない
[その涙を拭う手はもう差し出せない
その資格ももはやないと知っている
知識があるのならゲルトが殺された日に
皆で共有することだってできた
過去、こういったことを経験していたのならば
その時のことを告げ、皆に警戒を。そして
悲嘆にくれて無為に過ごしていた時間を止める事だって
できたかもしれなかったんだ
でもそれは、もう選べない過去の分岐]