[翼広げた嵐龍の姿に、目を細める。人として生きた時から、今に至るまで繋がる縁。それ以外の縁の全てを振り切らざるを得ない選択をした己と永劫共に在る、存在。そうするために色々とややこしい事になったりもしたのだが──まあ、それはさておき]さて、それじゃあ、やるとするかねっと![軽い口調で言いつつ、水の流れる石畳を蹴って嵐龍に飛び乗る。高い位置から全体を見回すと、祭壇の上からこちらを睨む狂焔と目が合った]