人狼物語−薔薇の下国

252 グラムワーグ・サーガ2


血晶術師 エディ

― 幽閉場所 ―

[小さき真白の妖精は、意識戻さぬ青年の傍で落ち着かぬ様相を呈していた。
ちょこまかと動き回っては、きゅ、と鳴く。
そんな仕種を繰り返していた所にかかる、声。>>26

ふわふわした尻尾がしたぱ、と揺れて、こきゅ、と小さく首が傾いだ]

 《……ピクシーのひと?》
 《パッペル、言葉、わかるよ》

[人の耳にはきゅきゅ、という鳴き声にしか聞こえぬ声が、幼い言葉を紡ぎ]

 《……エト、どうするの? どうなるの?》

[次いで、投げかけられるのは、不安帯びた問いかけ、ひとつ。*]

(28) 2014/09/20(Sat) 13:00:05

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