[パメラがこちらを振り返った。>>25
問いかけてくる声はたどたどしいものの、幼い頃から慣れ親しんでいるパメラの声で。]
憎くないの…か。
俺はお前の幼馴染だよ?
[こんな時だと言うのに、幼い頃、毎日のように浜辺や林を駆け回った思い出が鮮やかに蘇る。
両親がいなくて寂しがってる時に、俺の家を訪ねてくれたパメラ。
両親を失って落ち込んでいる時に、俺の側にいてくれたパメラ。
オットーを失って泣き叫んだパメラ。
そして、ペーターに『来てはいけない』と言っていたパメラ。>>3:58
そこに嘘は一つも無いのがわかるから]
……憎めるわけないだろ。