[しかもその言い様は…では、今彼が浴びている返り血は、まさか]ベリアン、 てめェ……ッ[呻き声は、公国軍の波間に消えてゆく馬背へと投げつけられる。一瞬の戸惑いが悪手となった。姿はもう、小さく。これ以上進んでも、己を危険に晒すだけだ]