[ この相手と、機銃程度で、まともに戦って勝てるとは、コンラートも思っていない。ただ逃げる隙を伺いながら、ざわり、と、胸の中で何かが揺れる感覚に、僅かに眉を顰めた ]――?[ 大天使の力ならば、見据えるコンラートの中で、天の力と思えるものが、声無き声に応じるように揺らいだ事は感じられるだろうか。その意味を、コンラート自身は自覚してはいないのだが** ]