人狼物語−薔薇の下国

477 【R18完RP村】暁天はかく語りき、


【3】rāst-dorūsh ソマリ

[普段、身に付けもしなかったその銀色は、イトスギの小さな枝葉を模している。
哀悼と、そこに絶望まではいかない失望の意を添えて。
(それは先王に向けて、ではない。
ラメールという国に向けて、だ。)
中を隠すようにしていた布を取り払って、花束をそこに置けば、その身を翻した。

そこに誰かが現れていたとしても、俺は挑発的に笑って横を過ぎるだけだった。
誰かがいなくても、態々、そういう言葉を放るのだ。]

  先王が心置きなく休めるような。
  そのような国造り、御願い致しますよ。

[ぶわり、風に煽られて。
黄色の花弁が舞い上がった。

一つはカレンデュラ。
人に、それも死者の、況してや国王に贈るものではない。]

(28) 2017/04/25(Tue) 01:52:44

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