[わたしはあの男がいないとだめなんだあの男でないとだめなんだお母さんだってそう言ってるわたしは奴隷《にんぎょう》になっていればいいでもほんとはそんなの嫌だ厭だイヤだいやだ汚い穢いキタナイきたないきたない?きたないのはわたしだ自ら受け入れてたんだだからあの男だけはわたしに触れるんだいくら洗っても落ちないあの子も汚しちゃうおぞましいいつになったらおわるのおわれるのこんな身体なのに大人になった取り返しがつかなくなる前にあの男が死ねばいいのにでも殺しちゃったらお母さんはわたしはどうなるの