― どこかの森 ―俺だけに?[何をだろう、と考えている間にも、アデルの顔が耳元へと寄せられて>>26。内緒話のように囁かれる、真名を呼ぶ赦し>>27。はたり、とレトの瞳が瞬く]……んーと。[それが何を意味するのか知るはずもなく、理解出来たのはその名を呼んでも良いと言うこと。アデルが意識を失った時に呼んでしまっていたが、それがあったために普通なら呼べぬものだと言うのも理解した]