― 早朝・カシムの部屋 ―
[>>1:395 昨日厨房でオズワルドに誘われた時には同行を断っていた。複数名と談話した後、ジェフロイはやる事がある、と姿を消していた。けれど、早朝血の臭いに誘われるようにカシムの部屋に姿を現し、既に始まっている饗宴に何食わぬ顔で参加した。
その瞳は紅く輝き、表情は浮かべず。
まるで自動人形のように己の口腔内の牙を鋭く尖らせ
カシムの身体に突き立てる。
溢れる液体を舌に乗せ啜り上げ飲み下す。
喉を鳴らして獲物を貪るように遠慮無く吸い上げる。
一定量吸血すると口を離し、牙を収める。
瞳の色がいつもの色に戻ると我に返った]
ああ…
限界を超えると… 理性ではどうにもらなんか…
カシム、すまん。
エサとしてしか認識できて無かった。
[そして周囲にいる仲間にようやく気づいたように目を向けるだろう]