[その時、煌めき宿す風がふわりと通り過ぎていった>>4。 そこに乗せられた声が、この先為すべきことを告げる>>5] 成程、次は他の花と競え――と。[脳裏には先に遭遇した軍人の姿が浮かんだが、それ以外の花の持ち主がいるかは未知だった。 いずれにしろ、という風に小さく息を吐いて] 叶うなら、万全の状態で戦いに臨まなくてはなりませんね。