[何かを思い立ち、裏から工房へと入り武器の保管場所へと向かう。
そうして持ち出してきたのは剣にしては大きな、刃のついていないもの]
ツヴァイヘンダーを作るために成形したんだがな。
途中でキャンセルされたもんで、研ぎまではやれずにそのままになってたんだ。
いつか完成させるために取っておいたんだが…お前が扱えるなら使って構わん。
殴り倒すなら丁度良いだろ。
[柄があるだけで鉄の棒とさして変わらないもの。
しかし刃がない分、それで自分が怪我をする心配もないだろう。
これでよければ、とゲオルグに差し出した]