―医務室―[それから。完全には眠りこけてしまわないように気を付けながらもダーフィトは浅く眠りを貪った。長らく眠りを欲していた体が意識を深い睡眠へと誘っても座り込んでいる体がそれを許さない。眠りは様々な夢幻をダーフィトへ齎したが覚醒の時になれば覚えているのは悪夢という二文字だけ。物音でもしなければ、きっと目を覚ますことはなかった。*]