人狼物語−薔薇の下国

336 電脳兎の午後のお茶会


情報部上等兵 カレル

[管制室には、見慣れた跳ね回る兎と、駆け回る猫がいた。
どうやら、コントロール・ルームまで奴らに占拠されていたらしい。
人が来ないのを良いことに、地上にいた奴らより好き勝手しているようにも見える。

……嫌、そこも問題なのだが、本当の問題は、どでかいモニター。
恐ろしいペースで吐き出されるエラーと警告の嵐。その赤い文字を見れば、誰だって緊急事態だと分かる。
例の電磁波のせいだろう。まだカレルにはそこまで考えがいきついてはいないが。

とにかく、放っておけば管制室のシステムがダウンし、外との連絡が完全に遮断する可能性すらもある。
少なくとも、今の状態では管制室のシステムがまともに使用できないというのは自明の理だ。]

……予想していたのより、遥かにマズい事態だった……。
どぉしよぉおおぉお。

[そんな泣き言が零れた。**]

(28) 2015/05/25(Mon) 01:53:07

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