人狼物語−薔薇の下国

549 月下薔薇


木こり イェンス

[涙を零すオクタヴィア。>>24
 村の長の使いに告げられた言葉の衝撃が感じられて、
 こちらの眉も曇る一方だ。

 信じられないのは当然だろう。
 ――自分だって、幼い頃の記憶がなければ
 こんな無慈悲な指示は無視して板壁や土嚢を
 何とかできないか考えていただろう。

 こんな状況でどう力付けたらいいものか。
 言葉足らずの朴念仁には荷が重かったが
 さすがはオクタヴィアだ。
 地に根差したしなやかな女性は、自力でちゃんと立ち上がれる。

 楽しむだけではなく癒しの力になる香草。
 従来の農業に留まらない彼女を尊敬していた]

(28) 2021/08/01(Sun) 19:01:43

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