― 西五区 ―理由もなく、ただ力のみに溺れるのであれば、当の昔に消え失せているよ。……それは、君も変わるまい?[声音は笑うようではあれど、口調には一抹、真摯なものを交えて返す。得心した様子>>11には、ふ、と笑んで]……ふむ。あちらのやり方には、君の方が詳しかろうし……確かに、それならば個々で動いた方が良かろうね。[続く、別行動の提案には一度瞬いてから同意の頷きを返した。それを口にする前の躊躇う素振りなどは、気にした様子もなく。背を向けるのにも、ああ、と軽く返していたのだが]