[オットーの返事はどうも歯切れが悪い。>>15……声を掛ける前、所在無さ気に降ろされた腕をアルビンは見ていた。>>22木陰で休むふたりを起こさぬよう気を使って声を立てずに笑う。]本当に…?[やがて昇る新月の様に、み空に引き絞られた銀の弓さながら、アルビンの口元はゆるやかに弧を描く。* ]