― 中庭 ―
うん、そう。
きらきらしてる仔なんですけど……。
[もしかして、という言葉>>26に頷いて返す。
虹色の光を零す仔竜は、良くも悪くもこの学校では有名な存在。
故に、こちらと関わりなくても仔竜の事は知っている、という生徒の数はそれなりにいる]
そう……か。
いや、ありがとう、それだけわかれば十分ですよ。
[こちらに来ているのは間違いない、と。
それがわかるだけでも探しようはだいぶ広がる]
あの仔、甘いものが大好きなので、もしかしたら……と思ったんですが。
ああ、もしもシエルがつまみ食いとかしていったら、ちゃんとお代は払いますから、遠慮なく言ってくださいね。
[とりあえず、ここは被害にはあっていないな、と。
確認しつつ、口にするのは祭りの時にはすっかり定型句となった言葉。**]