あー……癒される。いつもながらいい毛並みね。
あ!そうだわ。
[専用バックから、ブーケに使用していた青い小さな花を一つ摘み。
スノウちゃんの耳元に上手に差し込む。
耳を使って落ちないように調整して、満足気分でにこりと笑った。
……ぐぅかわ、である。]
デルフィニウムっていう花なの。
スノウちゃんにもおすそ分け。
……耳がもぞもぞしたら、外してくれたらいいよ。
[暫くその毛並みを堪能させてもらっただろうか。
朝の労働を終えて空腹を訴えるお腹は、いよいよ限界を迎えていた。
スノウちゃんとの、つかの間の逢引を楽しんで、ようやくレストランへと足を向けたのであった。]