人狼物語−薔薇の下国

312 ルー・ガルー戦記 7 〜攘夷/開国篇


共和国大使補佐 シメオン

― 回想/王府:シルキーと ―

[己の救助者に連れられ訪れた、ナミュール国の王府。
事前の通達があったか、訪れて直ぐ応接の間らしき場所へと通された。
据えられた調度品等はこの国の文化が根付いているらしい独特のもの。
興味深げに眺めていると、案内をしてくれた文官が現れ、応対する者についてを告げてきた]

───巫女姫?
噂には聞いてたが…へぇ、まさか会えるとは。

[驚きの表情を交えて呟く。
噂、と言うのは救助者に聞いたのもあるが、外でも耳にしたことがあるための言葉だった。
数は多くないものの、マチュザレムへと流れ着いたナミュールの海難救助者からの証言は幾許か聞き及んでいる]

(28) 2015/03/06(Fri) 01:39:48

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