― 某月某日、開店前の商会長訓示 ―
『よいか、販売の基本は目じゃ!
お客様の目を見て、笑顔で応対することを決して忘れてはならん。
少々
お前さんらだって恋人や伴侶と語らうときは目を合わせ微笑むじゃろう?
店員と有象無象の客という冷たい関係ではなく、高い品だからこそ特別なお客様として真摯に扱う姿勢が大事なんじゃ。
それを値段でのサービスに置き換えれば、当然儲けは減る。
じゃが笑顔で見つめるのはコストがかからない。
ウシシッ! だからお客様へのスマイルは0ゴールドなんじゃ!
さぁ今日も明るく元気よく働いて儲けるぞー!
腹の底から商会三是唱和!』